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文献概要
今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 薬物療法
プロトンポンプ阻害剤の適応
著者: 浅木茂1
所属機関: 1東北大学医学部第3内科
ページ範囲:P.1644 - P.1647
文献購入ページに移動●プロトンポンプ阻害剤(PPI)は,H2抵抗性潰瘍やNSAIDs投与中の潰瘍,出血性潰瘍内視鏡治療後例や穿孔の危険のある潰瘍を保存的に治す必要がある例,などの治療に必要である.
●しかし,PPIの使用期限の制約のためにH2ブロッカーへの移行が必要になるが,PPIで症状がとれ来院しなくなる例があり,大出血や穿孔を伴うような再発例の発生が懸念される.以前に増して患者管理が重要になった.
●PPIの安全性はほぼ確立されたが,わが国では胃粘膜萎縮を伴う例が多いので,長期的な安全性の確立にはもう少し時間を要すると思う.
●しかし,PPIの使用期限の制約のためにH2ブロッカーへの移行が必要になるが,PPIで症状がとれ来院しなくなる例があり,大出血や穿孔を伴うような再発例の発生が懸念される.以前に増して患者管理が重要になった.
●PPIの安全性はほぼ確立されたが,わが国では胃粘膜萎縮を伴う例が多いので,長期的な安全性の確立にはもう少し時間を要すると思う.
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