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文献概要
今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 特殊な潰瘍の治療
難治性十二指腸潰瘍の治療
著者: 金子栄藏1
所属機関: 1浜松医科大学第1内科
ページ範囲:P.1682 - P.1684
文献購入ページに移動●難治性十二指腸潰瘍はH2ブロッカーで3カ月,あるいはプロトンポンプ阻害剤で6週間の治療で治癒に至らないものであり,その頻度は2〜3%以下である.
●H2ブロッカーに抵抗する潰瘍の90%はプロトンポンプ阻害剤で治癒が得られる.しかし治癒後の再発率は,たとえH2ブロッカーを引き続き投与しても極めて高率で,問題が残されている.
●Helicobacter pylori感染が再発に関連しているとの報告が多いが,なお今後の検討を要する.
●H2ブロッカーに抵抗する潰瘍の90%はプロトンポンプ阻害剤で治癒が得られる.しかし治癒後の再発率は,たとえH2ブロッカーを引き続き投与しても極めて高率で,問題が残されている.
●Helicobacter pylori感染が再発に関連しているとの報告が多いが,なお今後の検討を要する.
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