文献詳細
文献概要
今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 治癒判定
内視鏡による治癒判定
著者: 芳野純治1 中澤三郎1
所属機関: 1藤田保健衛生大学第2病院内科
ページ範囲:P.1691 - P.1695
文献購入ページに移動●酸分泌抑制薬により,消化性潰瘍は容易に治癒するようになった.しかし,再発も多くみられるため,治癒の判定は難しい.
●通常の内視鏡で観察されるS2期は,潰瘍の治癒判定としておおよその賛同が得られている.
しかし,再発もみられるため十分ではない.
●色素内視鏡・拡大内視鏡は瘢痕部の微細な中心陥凹の有無をより詳細に観察し,S1期をより厳密に評価する方法である.
●超音波内視鏡は潰瘍エコーのみられない瘢痕を治癒と判定する新しい方法で,有用な方法の1つと考えられる.
●通常の内視鏡で観察されるS2期は,潰瘍の治癒判定としておおよその賛同が得られている.
しかし,再発もみられるため十分ではない.
●色素内視鏡・拡大内視鏡は瘢痕部の微細な中心陥凹の有無をより詳細に観察し,S1期をより厳密に評価する方法である.
●超音波内視鏡は潰瘍エコーのみられない瘢痕を治癒と判定する新しい方法で,有用な方法の1つと考えられる.
掲載誌情報