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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻9号

1993年09月発行

文献概要

今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 再発と維持療法

維持療法はなぜ必要か

著者: 中村孝司1

所属機関: 1帝京大学医学部第3内科(市原病院)

ページ範囲:P.1698 - P.1702

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●現在のところ,潰瘍の自然歴を変え得るような抗潰瘍薬はない。したがって,治療をやめると再発が高率に起こる.
●再発を繰り返すと難治化する.また,再発時には合併症が起こりやすくなる.
●このようなことから維持療法が必要となるが,画一的な維持療法ではいけない.
●維持療法不要のものから,H2-RA full doseでも再発を抑制できないものまで,個々の例で状況は異なる.
●将来は,維持療法のいらない治療をめざす方向にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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