文献詳細
文献概要
今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 再発と維持療法
胃潰瘍の維持療法
著者: 塚本純久1
所属機関: 1名古屋大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1708 - P.1709
文献購入ページに移動●胃潰瘍の維持療法を考えるにはその治癒判定が重要であり,少なくとも瘢痕部の局所所見として“真の治癒”像を明らかにする必要がある.
●“真の治癒”を確認するまでには,通常,6〜12カ月間にわたる内科的治療が必要である.この期間の薬物療法(“維持療法”)は初期治療の延長と考えるべきである.
●“真の治癒”が得られた後の維持療法の要否については,画一的に論じられない.
●再発危険要因には種々のものがあり,それをもつ胃潰瘍例の維持療法は可能な限り長期間にわたって行う必要があろう.
●“真の治癒”を確認するまでには,通常,6〜12カ月間にわたる内科的治療が必要である.この期間の薬物療法(“維持療法”)は初期治療の延長と考えるべきである.
●“真の治癒”が得られた後の維持療法の要否については,画一的に論じられない.
●再発危険要因には種々のものがあり,それをもつ胃潰瘍例の維持療法は可能な限り長期間にわたって行う必要があろう.
掲載誌情報