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今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 再発と維持療法
十二指腸潰瘍の長期予後
著者: 児玉正1
所属機関: 1京都府立医科大学第3内科
ページ範囲:P.1710 - P.1711
文献購入ページに移動●十二指腸潰瘍は治癒しやすい疾患であるが,経過観察期間が長期になるにつれ,高い再発率を示すようになる.また中・高年者に比して若年者で再発しやすい傾向にある.
●十二指腸潰瘍の終末像と考えられる線状潰瘍は,単発・多発潰瘍が長期にわたり再発することにより形成される.このような線状潰瘍は頻回に再発するとともに,球部変形も高度である.
●狭窄,穿孔,出血による合併症例が手術例のほとんどを占めるが,内視鏡的止血術の普及により出血による手術例は減少している.
●十二指腸潰瘍の終末像と考えられる線状潰瘍は,単発・多発潰瘍が長期にわたり再発することにより形成される.このような線状潰瘍は頻回に再発するとともに,球部変形も高度である.
●狭窄,穿孔,出血による合併症例が手術例のほとんどを占めるが,内視鏡的止血術の普及により出血による手術例は減少している.
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