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文献概要
今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 再発と維持療法
十二指腸潰瘍の維持療法
著者: 原澤茂1
所属機関: 1東海大学医学部内科
ページ範囲:P.1712 - P.1715
文献購入ページに移動●十二指腸潰瘍は胃潰瘍と同様,初期治療による潰瘍の治癒は,H2ブロッカーやプロトンポンプインヒビター(PPI)の登場で約90%以上の成績をあげている.
●しかし,治癒後の再発は宿命的であり,現在までのところ,H2ブロッカーを中心に,半量投与を継続することで再発はある程度防止することができるが,完全とはいえない.
●今後,H.pyloriの除菌を考慮した初期治療が行われるとすると,維持療法にあまり重点を置かなくとも再発は防止できるかもしれない.
●しかし,治癒後の再発は宿命的であり,現在までのところ,H2ブロッカーを中心に,半量投与を継続することで再発はある程度防止することができるが,完全とはいえない.
●今後,H.pyloriの除菌を考慮した初期治療が行われるとすると,維持療法にあまり重点を置かなくとも再発は防止できるかもしれない.
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