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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻9号

1993年09月発行

文献概要

今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 治癒・再発に関する諸因子

胃・十二指腸潰瘍の再発に関係する因子

著者: 横山善文1 伊藤誠1 横地潔2

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1内科 2愛知県立尾張病院内科

ページ範囲:P.1724 - P.1726

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●消化性潰瘍の再発率は経時的に増加する.
●胃潰瘍の再発背景因子として年齢,喫煙,飲酒があげられる.
●胃角部,単発,線状,大きく深い潰瘍は再発しやすい.
●赤色瘢痕は白色瘢痕に比べ再発しやすく,非再発期間も短い.
●胃潰瘍の難治化と再発に共通する因子は,全身・環境因子よりも潰瘍そのものの性状である.
●消化性潰瘍の再発予防には,白色瘢痕になるまでH2ブロッカーを含む維持療法を継続することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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