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文献概要
今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 合併症と外科治療の現状
潰瘍合併症は変化したか—内科の立場から
著者: 三橋利温1 西元寺克禮1
所属機関: 1北里大学医学部内科
ページ範囲:P.1736 - P.1737
文献購入ページに移動●H2-RAの登場前後での消化性潰瘍手術例を比較検討し,潰瘍合併症に与えた影響を検討すると,以下のごとくとなる.
●強力な酸分泌抑制作用を有するH2-RAの登場以降,消化性潰瘍の手術数は激減し,これは待機手術例の減少によるものであり,手術理由別には難治例と出血例の減少による.
●穿孔例には変化がみられず,また,穿孔で発症した初発潰瘍が少なからず存在する.
●出血例の減少は,待機手術症例の減少によるものであり,緊急手術症例はGU,DUともほとんど変化がない.
●強力な酸分泌抑制作用を有するH2-RAの登場以降,消化性潰瘍の手術数は激減し,これは待機手術例の減少によるものであり,手術理由別には難治例と出血例の減少による.
●穿孔例には変化がみられず,また,穿孔で発症した初発潰瘍が少なからず存在する.
●出血例の減少は,待機手術症例の減少によるものであり,緊急手術症例はGU,DUともほとんど変化がない.
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