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文献詳細

雑誌文献

medicina30巻9号

1993年09月発行

文献概要

今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開 合併症と外科治療の現状

潰瘍合併症は変化したか—内科の立場から

著者: 三橋利温1 西元寺克禮1

所属機関: 1北里大学医学部内科

ページ範囲:P.1736 - P.1737

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●H2-RAの登場前後での消化性潰瘍手術例を比較検討し,潰瘍合併症に与えた影響を検討すると,以下のごとくとなる.
●強力な酸分泌抑制作用を有するH2-RAの登場以降,消化性潰瘍の手術数は激減し,これは待機手術例の減少によるものであり,手術理由別には難治例と出血例の減少による.
●穿孔例には変化がみられず,また,穿孔で発症した初発潰瘍が少なからず存在する.
●出血例の減少は,待機手術症例の減少によるものであり,緊急手術症例はGU,DUともほとんど変化がない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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