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文献概要
電子内視鏡による大腸疾患の診断・19
大腸ポリープのいろいろ
著者: 加藤裕昭1 田島強1
所属機関: 1東京都立駒込病院内視鏡科
ページ範囲:P.1749 - P.1755
文献購入ページに移動 ポリープとは「肉眼的に粘膜面に認められる限局性隆起の総称であって,組織学的な性格を規定するものではない」1)とされている.したがって,病理組織学的には性質の異なった種々のものが含まれている2).
ポリープは組織学的に腫瘍性と非腫瘍性とに分けられるが,大腸ポリープの多くが腫瘍性の腺腫であり,その中に癌を伴うものが少なくない.その頻度は施設により異なるが,当院では20%となっている3).したがって,大腸の早期癌診断においてはポリープを見つけ出して内視鏡的に切除し,病理学的に検索することが非常に重要である.
大腸の非腫瘍性ポリープには若年性ポリープ,Peutz-Jeghers型ポリープ,炎症性ポリープ,良性リンパ濾胞性ポリープ,化生性ポリープなどがある.
ポリープは組織学的に腫瘍性と非腫瘍性とに分けられるが,大腸ポリープの多くが腫瘍性の腺腫であり,その中に癌を伴うものが少なくない.その頻度は施設により異なるが,当院では20%となっている3).したがって,大腸の早期癌診断においてはポリープを見つけ出して内視鏡的に切除し,病理学的に検索することが非常に重要である.
大腸の非腫瘍性ポリープには若年性ポリープ,Peutz-Jeghers型ポリープ,炎症性ポリープ,良性リンパ濾胞性ポリープ,化生性ポリープなどがある.
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