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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻1号

1994年01月発行

文献概要

今月の主題 消化器疾患の治療法—1994年の再評価 食道疾患

食道静脈瘤

著者: 六倉俊哉1

所属機関: 1茅ヶ崎徳洲会総合病院消化器科

ページ範囲:P.12 - P.18

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ポイント
●食道静脈瘤の治療としては,緊急,待期,予防のいずれを問わず,内視鏡的硬化療法が第一選択の治療法である.
●胃静脈瘤に対しても,内視鏡的硬化療法が積極的に行われているが,止血困難のこともあり,他の治療法についても熟知している必要がある.
●内視鏡的静脈瘤結紮術は,硬化療法に比し,さらに安全に施行し得る新しい治療法であり,普及しつつある.
●経内頸静脈的肝内門脈大循環短絡術は,開腹手術を要しないシャント術であり,硬化療法での止血困難例に対し,よい適応である.
●食道静脈瘤に対する根本的治療として,肝移植の行われる日が待たれる.
●ウイルス性肝炎の多い本邦においては,肝炎ウイルスの撲滅が,肝硬変,肝癌,食道静脈瘤の予防として最も重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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