文献詳細
文献概要
今月の主題 消化器疾患の治療法—1994年の再評価 胃・十二指腸疾患
慢性胃炎
著者: 宮原透1
所属機関: 1防衛医科大学校第2内科
ページ範囲:P.24 - P.28
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●胃炎の分類は種々存在しているが,未だ確定的なものはない.
●慢性胃炎(萎縮性胃炎)の進展は,Helicobacter pyloriとの関連が論議されているが,現時点においては加齢による変化と捉えるのが妥当であり,愁訴との直接的な結びつきはない.
●慢性胃炎に急性の変化が加わった時は,急性胃炎,胃潰瘍の治療に準じる.
●腹部不定愁訴の患者で,慢性胃炎以外に器質的病変を認めない際は,消化管運動改善剤,心身医学的なアプローチも必要と考えられる.
●胃炎の分類は種々存在しているが,未だ確定的なものはない.
●慢性胃炎(萎縮性胃炎)の進展は,Helicobacter pyloriとの関連が論議されているが,現時点においては加齢による変化と捉えるのが妥当であり,愁訴との直接的な結びつきはない.
●慢性胃炎に急性の変化が加わった時は,急性胃炎,胃潰瘍の治療に準じる.
●腹部不定愁訴の患者で,慢性胃炎以外に器質的病変を認めない際は,消化管運動改善剤,心身医学的なアプローチも必要と考えられる.
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