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今月の主題 消化器疾患の治療法—1994年の再評価 小腸・大腸疾患
過敏性腸症候群—治療の変遷と再評価
著者: 桜井幸弘1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.54 - P.57
文献購入ページに移動●過敏性腸症候群の正しい定義を理解する.腹痛を伴う器質的疾患のないことを強調しておく.慢性の便秘,腹痛のない下痢は除外される.
●治療の第一は器質的疾患の除外にあり,次いで症状の理解と対症療法をきちんと行うこと.訓示や精神分析のみでは患者は納得しない.
●治療の原則は今も昔も変わりない.
●腸機能改善剤に注目すること.
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