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今月の主題 消化器疾患の治療法—1994年の再評価 小腸・大腸疾患
大腸ポリープと早期癌—内視鏡治療の適応と限界
著者: 五十嵐正広1 勝又伴栄1
所属機関: 1北里大学東病院消化器内科
ページ範囲:P.63 - P.68
文献購入ページに移動●5mm以下の隆起型は,ホットバイオプシー,表面型はストリップバイオプシーで切除.
●5mm以上で隆起型はスネアポリペクトミー,表面型はストリップバイオプシーが適応.
●切除適応は,有茎性病変は基部20mm以下,無茎性病変や表面型腫瘍ではnon-liftingsign陰性が条件で30mm以下.
●m癌では,切除端に癌が陰性であれば内視鏡治療のみで治療終了.sm癌では,断端陰性,脈管侵襲陰性,高分化型癌の条件を満たせば内視鏡治療のみでよい.
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