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カラーグラフ 生検による組織診断・1【新連載】
生検組織診の意義
著者: 坂本穆彦1
所属機関: 1東京大学医学部病理
ページ範囲:P.177 - P.182
文献購入ページに移動はじめに
疾患や病態を診断するためには様々な立場からの数多くの手技・手法があるが,病理組織学的診断histopathological diagnosisは,最終的な診断すなわち確定診断(確診)と位置づけられている1).病変の診断は,原則的には病理(学的)診断によって最終的に決定されるということは現代の臨床診断学のセントラル・ドグマである.
したがって,臨床医にとっても病理診断が如何なる基盤の上に成り立っているかにつき,その要点を理解しておくことが必要であることは言うまでもなかろう.
疾患や病態を診断するためには様々な立場からの数多くの手技・手法があるが,病理組織学的診断histopathological diagnosisは,最終的な診断すなわち確定診断(確診)と位置づけられている1).病変の診断は,原則的には病理(学的)診断によって最終的に決定されるということは現代の臨床診断学のセントラル・ドグマである.
したがって,臨床医にとっても病理診断が如何なる基盤の上に成り立っているかにつき,その要点を理解しておくことが必要であることは言うまでもなかろう.
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