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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻10号

1994年10月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー 症候別内科エマージェンシー

痙攣

著者: 畑隆志1

所属機関: 1北里大学医学部内科

ページ範囲:P.2088 - P.2091

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ポイント
●痙攣発作が長時間持続するか,発作と発作の間に回復がほとんどみられないほど発作が頻回に反復する状態を発作重積状態(status epilepticus:SE)という.医師が診察室で直接痙攣発作を観察した場合には,SEである可能性が高い.
●SEは重篤な脳機能障害を残すこともあるので,直ちに痙攣を止める努力をしなければならない.
●Diazepamの静注が最も効果的であるが,持続が短いのでphenytoinの併用が必須である.いかなる薬剤の投与も緩徐に,かつ必要十分な量を投与することを原則とする.
●成人の場合,SEの大多数が脳に器質的病変を有し,予後もその基礎疾患によることが多いので,効率よく鑑別して,治療しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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