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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻10号

1994年10月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー 疾患別内科エマージェンシー

脳出血(高血圧性)

著者: 鈴木義夫1

所属機関: 1昭和大学医学部神経内科

ページ範囲:P.2133 - P.2135

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ポイント
●急性期脳出血の初期治療で最も重要な点は,脳圧亢進状態(脳浮腫)による呼吸・意識障害などの重大な身体症状を正確にとらえ,予測される合併身体症状に対して迅速かつ的確に予防的処置を行うことである.
●意識障害が進行性に増悪したり,中枢性呼吸障害,瞳孔不正,対光反射減弱など脳ヘルニア状態が疑われる患者では,早急に脳圧降下処置が必要とされる.
●脳出血の原因は高血圧がほとんどであるが,高血圧歴のない脳出血例では脳動脈瘤,脳動静脈奇形,もやもや病,脳アミロイド血管症などを考慮する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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