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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻10号

1994年10月発行

文献概要

今月の主題 内科エマージェンシー 疾患別内科エマージェンシー

高血圧エマージェンシー

著者: 下澤達雄1 藤田敏郎1

所属機関: 1東京大学医学部第4内科(分院)

ページ範囲:P.2157 - P.2160

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ポイント
●高血圧エマージェンシーには,悪性高血圧,頭蓋内出血,急性解離性大動脈瘤,急性心筋梗塞,褐色細胞腫クリーゼ,子癇,頭部外傷が含まれる.
●高血圧緊急症,準緊急症は血圧値によって診断されるものではなく,臓器障害の程度が問題となる.この際の重要な臓器障害とは,眼底所見,腎障害と中枢神経障害,心不全である.
●降圧目標は合併症によっても異なるが,一般に急激な降圧は避ける.
●悪性高血圧では病態を考えると,利尿薬や塩分制限は多くの場合禁忌であり,時には循環血漿量を増加させる治療が必要となる.
●適切な治療が行われた場合,悪性高血圧の5年生存率は75%程度である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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