文献詳細
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今月の主題 内科エマージェンシー 疾患別内科エマージェンシー
急性腹膜炎
著者: 門田俊夫1
所属機関: 1埼玉医療生協羽生病院外科
ページ範囲:P.2180 - P.2182
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●穿孔性腹膜炎におけるfree airの出現率は,上部消化管穿孔で80〜90%,小腸,大腸では30〜50%にすぎない.
●軽腹部超音波検査の有用性は高く,聴診器を扱う感覚で利用できるよう習熟することが大切である.
●急性腹膜炎の病態は,「腹膜が広い範囲でやけどをおった状態」であり,治療はショックの防止と治療,早期の抗生物質投与,原因疾患の処置と汚染物質の洗浄除去(8時間以内の手術)および栄養管理である.
●高齢者やステロイド使用中の患者では,病状の重篤さと症状が比例しないことが多いので,十分な注意が必要である.
●穿孔性腹膜炎におけるfree airの出現率は,上部消化管穿孔で80〜90%,小腸,大腸では30〜50%にすぎない.
●軽腹部超音波検査の有用性は高く,聴診器を扱う感覚で利用できるよう習熟することが大切である.
●急性腹膜炎の病態は,「腹膜が広い範囲でやけどをおった状態」であり,治療はショックの防止と治療,早期の抗生物質投与,原因疾患の処置と汚染物質の洗浄除去(8時間以内の手術)および栄養管理である.
●高齢者やステロイド使用中の患者では,病状の重篤さと症状が比例しないことが多いので,十分な注意が必要である.
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