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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻10号

1994年10月発行

今月の主題 内科エマージェンシー

疾患別内科エマージェンシー

尿路結石

著者: 村井勝1 中川健1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.2198 - P.2200

文献概要

ポイント
●内科エマージェンシーの対象となるのは,上部尿路結石では尿管結石の疝痛発作で,他の急性腹症との鑑別が重要である.下部尿路結石では結石の尿道嵌頓による急性尿閉が対象となる.
●尿路結石が疑われる患者には検尿を必ず行う.腹部単純X線写真は腎上極から膀胱部までとる(KUB).
●鎮痙薬(ブスコパン®など)が無効な場合には麻薬性鎮痛薬を使用する.
●腎盂腎炎の合併が疑われる場合は,一般細菌培養用の尿サンプルを採取した後に抗菌薬の投与を開始する.
●解熱しない場合には,尿管ステントや経皮的腎瘻の造設も考慮する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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