文献詳細
文献概要
今月の主題 内科エマージェンシー 疾患別内科エマージェンシー
高Ca血症
著者: 竹田秀1 松本俊夫1
所属機関: 1東京大学医学部第4内科(分院)
ページ範囲:P.2208 - P.2209
文献購入ページに移動ポイント
●腎機能,中枢神経障害などを合併した高Ca血症に対しては,緊急処置の必要がある.
●高Ca血症に伴う脱水は,これをさらに増悪させ,悪循環を招くとともに,腎機能障害なども進行させるため,生理食塩水の補液をまず行う.
●脱水の是正後にループ利尿薬を併用し,尿中Ca排泄の促進を図る.
●悪性腫瘍に伴うものと,原発性副甲状腺機能充進症に基づく高Ca血症が最も多い.
●上記の2つをはじめ,骨吸収の亢進を伴う高Ca血症では,カルシトニン,ビスフォスフォネートなどの骨吸収抑制薬が有効である.
●Na負荷を伴う心不全や,K,Mgなどの電解質異常を防止するため,十分なモニターを行う.
●緊急処置と並行して原因疾患の検索,評価を行い,その治療に努める.
●腎機能,中枢神経障害などを合併した高Ca血症に対しては,緊急処置の必要がある.
●高Ca血症に伴う脱水は,これをさらに増悪させ,悪循環を招くとともに,腎機能障害なども進行させるため,生理食塩水の補液をまず行う.
●脱水の是正後にループ利尿薬を併用し,尿中Ca排泄の促進を図る.
●悪性腫瘍に伴うものと,原発性副甲状腺機能充進症に基づく高Ca血症が最も多い.
●上記の2つをはじめ,骨吸収の亢進を伴う高Ca血症では,カルシトニン,ビスフォスフォネートなどの骨吸収抑制薬が有効である.
●Na負荷を伴う心不全や,K,Mgなどの電解質異常を防止するため,十分なモニターを行う.
●緊急処置と並行して原因疾患の検索,評価を行い,その治療に努める.
掲載誌情報