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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 血液生化学検査 蛋白

免疫電気泳動

著者: 櫻林郁之介1 藤田清貴2

所属機関: 1自治医科大学大宮医療センター検査部 2花園病院研究検査科

ページ範囲:P.12 - P.13

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検査の目的・意義
 免疫電気泳動とは,ゲル内沈降反応の一つの様式であって,抗原抗体反応にあずかる反応因子(抗原または抗体,その両方)が電気泳動法によって分離される過程とゲル内沈降反応とが組み合わされた分析方法を総称している.一般的には,免疫電気泳動法という場合Grabar-Williamsの方法を指す.
 蛋白成分の質的な変化,特に免疫グロブリンが均一な成分として血中に増量した場合のM-蛋白の同定,型判定,尿中Bence Jones蛋白の有無やその型を判定する上で重要な検査法である.また未知の蛋白の同定やその電気的易動度などを知る上でも有力な手段として用いることができる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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