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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 血液生化学検査 蛋白

α1-マイクログロブリン

著者: 伊藤喜久1

所属機関: 1自治医科大学臨床病理

ページ範囲:P.16 - P.17

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 α1-マイクログロブリン(α1-M)は,protein HCとも呼ばれる分子量3万,糖含量約20%の低分子糖蛋白質である1,2).正常血中では,本来の低分子型α1-mと,単量体IgAと1:1モル比に結合した高分子型α1-mとがほぼ同一の比率で存在する.尿から精製した低分子型α1-mを標準物質とした現在の測定法は,厳密には両者を合わせた総量として“定量”していることになる3).これはレチノール結合蛋白,血清アミロイドA,リポ蛋白などと同様である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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