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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 血液生化学検査 血液ガス・電解質・微量金属

Na/K/Cl(ナトリウム/カリウム/クロール)

著者: 冨田公夫1 寺田典生1 野々口博史1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第2内科

ページ範囲:P.211 - P.214

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検査の目的・意義
 Naは体液の主要な滲透圧物質であり,循環血漿の主要な陽イオンである.したがって,体内Naの欠乏は循環系の異常のみならず体細胞の滲透圧の異常,すなわち細胞の容積・代謝の異常にも関与してくる.測定している血清Naは濃度であり,体内の総Na量ではないので,低Na血症がすなわちNa欠乏ということにはならない1)
 Na濃度は水分との相対的な関係で決まる.体内の水,Na量は摂取量と排泄量の差によるので,消化器系疾患,腎疾患の異常の有無の検査が必要になってくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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