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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 血液生化学検査 ビタミンおよび生体色素関連物質

ビリルビン(直接・間接)

著者: 大石尚文1 佐々木匡秀1

所属機関: 1高知医科大学附属病院検査部

ページ範囲:P.242 - P.243

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検査の目的・意義
 ビリルビンは,ヘム蛋白(主にヘモグロビン)が網内系で処理されて生成する色素であり,肝臓で取り込まれてグルクロン酸抱合を受け,胆管を通じて腸管に排出される.血清中のビリルビン値に異常を認める場合,これらの過程のいずれかに異常が存在することを示している.肝臓でグルクロン酸抱合されたビリルビンを直接ビリルビン,抱合されていないビリルビンを間接ビリルビンといい,それぞれ異常をきたす病態が異なるので,ビリルビン分画を測定することにより疾患の鑑別がある程度可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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