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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 血液生化学検査 血中薬物濃度

抗てんかん薬/向精神薬

著者: 中島恵美1 市村藤雄1

所属機関: 1金沢大学医学部附属病院薬剤部

ページ範囲:P.248 - P.249

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検査の目的・意義
 抗てんかん薬の効果は投与された薬物の血中濃度と相関する1).しかしながら,同一投与量でも患者によって薬物の血中濃度に差があるため,血中濃度の測定値をもとに患者ごとに投与量を補正する.また,過量投与時の症状が病気本来の症状と類似している場合にも血中濃度による判定が有効である,向精神薬については,患者の血中濃度と効果との関係はあまり明確ではなく,治療に反応する患者としない患者が知られている1).しかし,高濃度での中毒症状を避けるため血中濃度のモニタリングが有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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