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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 血液検査 血球検査
赤血球寿命
著者: 溝口秀昭1
所属機関: 1東京女子医科大学血液内科
ページ範囲:P.274 - P.275
文献購入ページに移動検査の目的・意義
赤血球寿命の短縮による貧血,つまり溶血性貧血の確定診断のために行う.しかし,溶血性貧血の診断には,貧血,黄疸,脾腫,網赤血球増加,間接ビリルビン高値,ハプトグロビンの低下などの種々の目安があり,さらに溶血性貧血の種類を確定する詳細な検査が可能になっている.したがって,赤血球寿命測定の意義は以前ほど高くはない.しかし,溶血に関する種々の検査結果がちぐはぐであったり,異常が軽微である場合は赤血球寿命の測定が診断上必要になる.
赤血球寿命の短縮による貧血,つまり溶血性貧血の確定診断のために行う.しかし,溶血性貧血の診断には,貧血,黄疸,脾腫,網赤血球増加,間接ビリルビン高値,ハプトグロビンの低下などの種々の目安があり,さらに溶血性貧血の種類を確定する詳細な検査が可能になっている.したがって,赤血球寿命測定の意義は以前ほど高くはない.しかし,溶血に関する種々の検査結果がちぐはぐであったり,異常が軽微である場合は赤血球寿命の測定が診断上必要になる.
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