文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
血液検査 血球検査
文献概要
検査の目的・意義
染色される血球には赤血球,白血球(好中球,好酸球,好塩基球,単球,リンパ球),血小板があり,これらの血球に量的・質的異常が生じると,貧血,免疫能低下,出血傾向などの症状を認めるが,これらの病態や疾患の診断,治療を評価するために検査する.一般に白血球百分率(分画)の異常は,その数の変化を伴って観察されることが多いが,白血球数が正常範囲でも,分画の異常や形態異常(dysplasia)をしばしば認める.特に骨髄異形成症候群(MDS)におけるdysplasiaの有無は重要な予後因子の一つであり,末梢血液像検索の意義は高い.
染色される血球には赤血球,白血球(好中球,好酸球,好塩基球,単球,リンパ球),血小板があり,これらの血球に量的・質的異常が生じると,貧血,免疫能低下,出血傾向などの症状を認めるが,これらの病態や疾患の診断,治療を評価するために検査する.一般に白血球百分率(分画)の異常は,その数の変化を伴って観察されることが多いが,白血球数が正常範囲でも,分画の異常や形態異常(dysplasia)をしばしば認める.特に骨髄異形成症候群(MDS)におけるdysplasiaの有無は重要な予後因子の一つであり,末梢血液像検索の意義は高い.
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