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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集

血液検査 血球検査

末梢血液像/白血球百分率

著者: 森山美昭1

所属機関: 1新潟大学医学部高密度無菌治療部

ページ範囲:P.283 - P.287

文献概要

検査の目的・意義
 染色される血球には赤血球,白血球(好中球,好酸球,好塩基球,単球,リンパ球),血小板があり,これらの血球に量的・質的異常が生じると,貧血,免疫能低下,出血傾向などの症状を認めるが,これらの病態や疾患の診断,治療を評価するために検査する.一般に白血球百分率(分画)の異常は,その数の変化を伴って観察されることが多いが,白血球数が正常範囲でも,分画の異常や形態異常(dysplasia)をしばしば認める.特に骨髄異形成症候群(MDS)におけるdysplasiaの有無は重要な予後因子の一つであり,末梢血液像検索の意義は高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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