文献詳細
文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 血液検査 血球検査
好酸球
著者: 榎原英夫1
所属機関: 1獨協医科大学第3内科
ページ範囲:P.288 - P.290
文献購入ページに移動検査の目的・意義
表1のごとく,好酸球が増加する疾患には多くのものがあり,これらの診断の一助として好酸球数が測定される.多くの場合,アレルギー性の病態の存在を示唆するが,好酸球増多症の診断において重要なことは,好酸球による臓器傷害の有無に注意することと,好酸球の増殖が腫瘍性か反応性かを判別し,また反応性であっても基礎疾患に悪性腫瘍が存在しないかを検索することである.
表1のごとく,好酸球が増加する疾患には多くのものがあり,これらの診断の一助として好酸球数が測定される.多くの場合,アレルギー性の病態の存在を示唆するが,好酸球増多症の診断において重要なことは,好酸球による臓器傷害の有無に注意することと,好酸球の増殖が腫瘍性か反応性かを判別し,また反応性であっても基礎疾患に悪性腫瘍が存在しないかを検索することである.
掲載誌情報