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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 血液検査 凝固/線溶系検査
フィブリノゲン
著者: 福武勝幸1 吉田信一1
所属機関: 1東京医科大学臨床病理
ページ範囲:P.317 - P.318
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フィブリノゲンは凝固第I因子と呼ばれ,肝において産生される分子量約34万の糖蛋白である.出血時に,血管の障害部位で血液凝固反応の活性化により生成されたトロンビンによりフィブリンに転化し,止血血栓を形成する役割をになっている.このため,出血・血栓傾向を呈している種々の疾患・病態において検査を行う必要がある.また,フィブリノゲンは感染症,膠原病などの炎症性疾患で急性相反応物質として増加を認めるため,これらの疾患においては炎症マーカーの一つともなる.
フィブリノゲンは凝固第I因子と呼ばれ,肝において産生される分子量約34万の糖蛋白である.出血時に,血管の障害部位で血液凝固反応の活性化により生成されたトロンビンによりフィブリンに転化し,止血血栓を形成する役割をになっている.このため,出血・血栓傾向を呈している種々の疾患・病態において検査を行う必要がある.また,フィブリノゲンは感染症,膠原病などの炎症性疾患で急性相反応物質として増加を認めるため,これらの疾患においては炎症マーカーの一つともなる.
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