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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 内分泌学的検査 下垂体

LH(黄体化ホルモン)

著者: 三宅侃1 坂田正博1 和田和子1

所属機関: 1大阪大学医学部産科学婦人科学

ページ範囲:P.362 - P.363

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検査の目的・意義
 LH(luteinizing hormone,黄体化ホルモン)は下垂体のゴナドトロープから分泌されるFSH(follicle stimulating hormone,卵胞刺激ホルモン)とともにゴナドトロピンであり,測定値で下垂体のゴナドトロピンの産生・分泌能を知ることができる.
 また,下垂体は単独で機能してゴナドトロピンを分泌しているのではなく,視床下部,卵巣・精巣など他の生殖内分泌臓器とともに形成している機能環の一部としてゴナドトロピンを分泌しているので,ゴナドトロピンの一つであるLHを測定することは,この機能環が正常に作動しているかどうかを調べることにもなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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