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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 内分泌学的検査 下垂体

FSH(卵胞刺激ホルモン)

著者: 三宅侃1 西崎孝道1 前田哲雄1

所属機関: 1大阪大学医学部産科学婦人科学

ページ範囲:P.364 - P.365

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検査の目的・意義
 FSH(follicle stimulating hormone,卵胞刺激ホルモン)は下垂体から分泌されるLH(luteinizing hormone,黄体化ホルモン)とともにゴナドトロピンであり,卵巣または精巣を刺激し,その機能を賦活する作用を有し,その測定値で下垂体のゴナドトロピンの産生・分泌能をおおよそ推定することができる.
 また,ゴナドトロピン分泌は視床下部からのGnRH(gonadotropin releasing hormone,ゴナドトロピン放出因子),卵巣・精巣からの性ステロイドホルモンとともに形成している機能環の一部の機能であるので,FSHを測定することは,この機能環が正常に作動しているかどうかを調べることにもなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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