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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 内分泌学的検査 性腺
尿中エストラジオール/エストリオール
著者: 野田洋一1 廣瀬雅哉1
所属機関: 1滋賀医科大学産科学婦人科学
ページ範囲:P.414 - P.415
文献購入ページに移動尿を検体としてホルモンを測定する意義は,ホルモンの1日の総活動量を測定できることと,その簡便さにある.通常,尿中エストラジオール(u-E2)の測定は,非妊娠時の卵巣機能低下症やエストロゲン産生腫瘍の診断,卵胞成熟の評価に,尿中エストリオール(u-E3)は,妊娠中の胎児胎盤機能の評価に用いられる.結果の評価にあたっては,エストロゲンは性差,年齢,性周期,脂肪量,妊娠(週数)などの生理的条件により変動するため,その対象にとって過剰なのか,不足なのかを判断する必要がある.
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