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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 内分泌学的検査 性腺

尿中エストラジオール/エストリオール

著者: 野田洋一1 廣瀬雅哉1

所属機関: 1滋賀医科大学産科学婦人科学

ページ範囲:P.414 - P.415

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検査の目的・意義
 尿を検体としてホルモンを測定する意義は,ホルモンの1日の総活動量を測定できることと,その簡便さにある.通常,尿中エストラジオール(u-E2)の測定は,非妊娠時の卵巣機能低下症やエストロゲン産生腫瘍の診断,卵胞成熟の評価に,尿中エストリオール(u-E3)は,妊娠中の胎児胎盤機能の評価に用いられる.結果の評価にあたっては,エストロゲンは性差,年齢,性周期,脂肪量,妊娠(週数)などの生理的条件により変動するため,その対象にとって過剰なのか,不足なのかを判断する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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