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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 内分泌学的検査 その他のホルモン

レニン

著者: 檜垣實男1 荻原俊男1

所属機関: 1大阪大学医学部第4内科

ページ範囲:P.423 - P.424

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検査の目的・意義
 レニン-アンジオテンシン系は,体液を保持し,血圧を維持するシステムである.本系の律速酵素はレニンであり,血漿レニン活性(plasma reninactivity:PRA)の亢進により体内でNa貯留と末梢血管の収縮をきたす.したがって,PRA測定の意義は,①異常な亢進または抑制が二次性高血圧症の診断に役立つ,②高血圧以外の電解質代謝異常症の診断に役立つ,③本態性高血圧症の病態に応じた降圧薬の選択の助けとなる,④循環血液量の欠乏(脱水)と過剰(溢水)の目安となる,⑤高PRA血症は心筋梗塞の危険因子であることから予後予測に参考となる,などである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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