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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 内分泌学的検査 負荷試験

LH-RHテスト

著者: 三宅侃1 田坂慶一1 田所千加枝1

所属機関: 1大阪大学医学部産科学婦人科学

ページ範囲:P.436 - P.437

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 検査の目的・意義
 LH-RH(luteinizing hormone-releasing hormone,gonadotropin releasing hormone:GnRH,ゴナドトロピン放出ホルモン)は,視床下部から分泌されるアミノ酸10個からなるペプチッドホルモンで,下垂体門脈を経由し,下垂体にある受容体(レセプター)に結合して,下垂体内でのゴナドトロピンであるLH,FSHの産生・分泌を調節している.
 LH-RHテストは,合成したLH-RHを1回投与して,下垂体から放出されるゴナドトロピンを測定し,その増加する量により下垂体のゴナドトロピン産生能力を知るために行われる.ただし,下垂体のこの機能は,下垂体自体のみならず,これを制御している視床下部の機能にも関連しているので,LH-RHテストは,視床下部のLH-RH(GnRH)分泌能力をも合わせた検査である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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