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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 腫瘍マーカー 消化器系
CEA(癌胎児性抗原)
著者: 黒木政秀1
所属機関: 1福岡大学医学部第1生化学
ページ範囲:P.452 - P.454
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CEA(carcinoembryonic antigen)は,本来消化器系の癌に特異的な腫瘍マーカーとして報告された物質であるが,その後各種の癌で産生されることが明らかになった.しかも,他の腫瘍マーカーと同様,早期癌における陽性率は低く,癌の診断に単独で利用するには無理がある.したがって,現時点での血清学的な意義は,次のようにまとめることができる1,2).
CEA(carcinoembryonic antigen)は,本来消化器系の癌に特異的な腫瘍マーカーとして報告された物質であるが,その後各種の癌で産生されることが明らかになった.しかも,他の腫瘍マーカーと同様,早期癌における陽性率は低く,癌の診断に単独で利用するには無理がある.したがって,現時点での血清学的な意義は,次のようにまとめることができる1,2).
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