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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 腫瘍マーカー 乳腺・婦人科系
CA 125
著者: 高松潔1 宇田川康博1 野澤志朗1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.483 - P.485
文献購入ページに移動CA 125(carbohydrate antigen 125)は,1981年,Bastら1)がヒト卵巣漿液性嚢胞腺癌細胞株を免疫原として作製したモノクローナル抗体OC 125により認識される糖蛋白上の抗原決定基である.いわゆる糖鎖抗原系の腫瘍マーカーの一つであるコア蛋白関連抗原として,悪性卵巣腫瘍,特に表層上皮性卵巣癌で高い陽性率を示す.現在では卵巣癌,卵管癌など婦人科悪性腫瘍の診断や治療効果の指標として汎用されているほか,消化器癌のマーカーとしても用いられることがある.
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