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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 腫瘍マーカー 乳腺・婦人科系

CA 125

著者: 高松潔1 宇田川康博1 野澤志朗1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.483 - P.485

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CA 125とは
 CA 125(carbohydrate antigen 125)は,1981年,Bastら1)がヒト卵巣漿液性嚢胞腺癌細胞株を免疫原として作製したモノクローナル抗体OC 125により認識される糖蛋白上の抗原決定基である.いわゆる糖鎖抗原系の腫瘍マーカーの一つであるコア蛋白関連抗原として,悪性卵巣腫瘍,特に表層上皮性卵巣癌で高い陽性率を示す.現在では卵巣癌,卵管癌など婦人科悪性腫瘍の診断や治療効果の指標として汎用されているほか,消化器癌のマーカーとしても用いられることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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