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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 腫瘍マーカー 泌尿器系

PAP(前立腺性酸性ホスファターゼ)

著者: 守殿貞夫1 後藤章暢1

所属機関: 1神戸大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.498 - P.499

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 ACP(acid phosphatase,酸性ホスファターゼ)は1924年に発見され,1936年,Gutmanらにより前立腺癌とのかかわりが報告されて以来,前立腺癌の診断,臨床病期の分類,治療経過のマーカーとして利用されてきた.しかし,ACPは特異性や測定感度に多くの問題点があった.
 しかしながら,1964年にはSchulmanらにより,ACP中の前立腺性酸性ホスファターゼ(prostatic acid phosphatase:PAP)に対する抗血清が作製され,PAPの免疫学的測定方法が開発された.また,1974年にはCooperによりradioimmunoassay(RIA)が開発され,ほかにも種々のPAP測定法がある1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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