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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 免疫学的検査 免疫グロブリンその他
パイログロブリン
著者: 大谷英樹1
所属機関: 1北里大学医学部臨床病理
ページ範囲:P.510 - P.511
文献購入ページに移動 パイログロブリン(pyroglobulin)とは,血清を56〜60℃に加温すると白濁凝固,あるいはゲル化する病的免疫グロブリンのことである.この蛋白はBence Jones蛋白とは異なり,100℃の加熱により再溶解せず,また冷却しても再溶解しない非可逆的な性質を示す.本邦では現在までに30例以下の報告にすぎず,非常に稀な現象である.
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