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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 免疫学的検査 免疫グロブリンその他

パイログロブリン

著者: 大谷英樹1

所属機関: 1北里大学医学部臨床病理

ページ範囲:P.510 - P.511

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 パイログロブリン(pyroglobulin)とは,血清を56〜60℃に加温すると白濁凝固,あるいはゲル化する病的免疫グロブリンのことである.この蛋白はBence Jones蛋白とは異なり,100℃の加熱により再溶解せず,また冷却しても再溶解しない非可逆的な性質を示す.本邦では現在までに30例以下の報告にすぎず,非常に稀な現象である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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