icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 免疫学的検査 免疫グロブリンその他

オリゴクロナルバンド

著者: 櫻林郁之介1 藤井英治2

所属機関: 1自治医科大学大宮医療センター検査部 2エス・アール・エル

ページ範囲:P.514 - P.515

文献購入ページに移動
検査の目的・意義
 オリゴクロナルバンド(以下,OB)は髄液蛋白のアガロースゲル電気泳動においてγ分画に認められる1本から数本の不連続な異常バンドを意味する.OBの主成分はIgGであることが多く,中枢神経系内に存在する感作された2つ以上の形質細胞によって産生され,炎症の活動期に増加すると考えられている.したがって,OBは中枢神経系内の免疫反応または炎症の指標となるが,疾患特異性は低い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?