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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 免疫学的検査 免疫グロブリンその他
IgE
著者: 馬島徹1 山口道也1
所属機関: 1日本大学医学部第1内科
ページ範囲:P.516 - P.517
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IgEはレアギンと呼ばれ,アナフィラキシー様の過敏症が誘導されることが知られていたが,1966年に石坂ら1)によりレアギン抗体分子が解析され,IgEであることが同定された.IgEは沈降係数7.9S,分子量190,000であり,強い細胞親和性をもち,好塩基球や肥満細胞の表面に表現されるFcεレセプターを介して結合している2).IgEはアトピー性疾患や寄生虫疾患のスクリーニングに有用である.
IgEはレアギンと呼ばれ,アナフィラキシー様の過敏症が誘導されることが知られていたが,1966年に石坂ら1)によりレアギン抗体分子が解析され,IgEであることが同定された.IgEは沈降係数7.9S,分子量190,000であり,強い細胞親和性をもち,好塩基球や肥満細胞の表面に表現されるFcεレセプターを介して結合している2).IgEはアトピー性疾患や寄生虫疾患のスクリーニングに有用である.
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