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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 免疫学的検査 自己免疫関連検査

抗甲状腺マイクロゾーム抗体

著者: 玉置治夫1 網野信行1

所属機関: 1大阪大学医学部臨床検査診断学

ページ範囲:P.618 - P.620

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検査の目的・意義
 自己免疫性甲状腺疾患において,抗甲状腺マイクロゾーム抗体(antithyroid microsomal antibody)は高頻度に検出され,自己免疫性甲状腺炎の存在と密接な関連があると考えられている1).最近,抗甲状腺マイクロゾーム抗体が甲状腺ペルオキシダーゼ(thyroid peroxidase:TPO)に対する抗体であることが証明され,in vitroの系では甲状腺細胞に対して細胞障害作用を有する2)ことが報告されているが,in vivoの系でこの抗体が及ぼす影響については意見の一致をみていないのが現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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