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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集

免疫学的検査 自己免疫関連検査

抗血小板抗体

著者: 野村昌作1 安永幸二郎2

所属機関: 1関西医科大学第1内科輸血部 2関西電力大飯診療所

ページ範囲:P.636 - P.637

文献概要

検査の目的・意義
 抗血小板抗体は,自己血小板抗体と同種血小板抗体の2つに大別される.特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は,抗血小板抗体によって引き起こされるが,その主要な原因は,自己血小板抗体である1).特に血小板表面上に結合しているIgG成分(PAIgG)を測定することが,ITPにおいて重要な診断的意義をもつと考えられている.この理由は,血小板数の減少が著しいITP例ではPAIgGの陽性率が高く,しかも血小板数が上昇すると,逆にPAIgGが減少する場合が多いことによる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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