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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 免疫学的検査 細胞性免疫検査

PHA/ConA(リンパ球刺激試験)

著者: 荒川洋一1 笠原忠2

所属機関: 1自治医科大学小児科 2自治医科大学医動物学

ページ範囲:P.659 - P.661

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検査の目的・意義
 リンパ球は,「非自己」である物質を抗原として認識し,それを排除しようとする働きをする.この検査は,抗原の代わりに非特異的なマイトジェンであるPHA(フィトヘマグルチニン)およびConA(コンカナバリン-A;ともに植物由来のレクチン)とともにリンパ球を培養し,その反応性からTリンパ球の機能を調べることを目的に行う.
 現在では種々のモノクローナル抗体によるTリンパ球サブセットの解析や,リンパ球からの種々のサイトカイン産生能,細胞障害活性などを簡単に測定できるが,リンパ球刺激試験による反応性の低下はリンパ球機能不全を疑うスクリーニングとして用いることができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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