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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 免疫学的検査 サイトカイン

インターロイキン

著者: 宮坂信之1

所属機関: 1東京医科歯科大学難治疾患研究所

ページ範囲:P.674 - P.677

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 サイトカインとは,免疫担当細胞をはじめとする種々の細胞から産生される生理活性物質の総称である.サイトカインとは造語であり,「サイト」とは「細胞」という意味の,「カイン」とは「作動物質」という意味である.従来は,リンパ球由来の液性物質をリンフォカイン,単球・マクロファージ由来のものをモノカインと呼んでいたが,最近ではこれらをまとめてサイトカインと呼ぶ傾向にある.
 また,インターロイキンということばもある.最近では,遺伝子クローニングがされ,その生理活性が明らかにされた物質に対して順番にインターロイキン(IL)1,2,3…と呼ぶ傾向にある.インターロイキンに関しては現在,IL-13まである.インターロイキンとは,「白血球同士の相互作用を司る物質」という意味をこめた造語である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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