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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻11号

1994年10月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 免疫学的検査 サイトカイン

IL-6/sIL-6 R

著者: 緒方篤1 西本憲弘1 嶋良仁1 吉崎和幸1

所属機関: 1大阪大学医学部第3内科

ページ範囲:P.684 - P.685

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検査の目的・意義
 IL-6はB細胞の分化増殖,急性期蛋白の合成刺激,血小板産生の刺激などのほかに,腎メサンギウム細胞や皮膚角化細胞の増殖などにも関与するなど,多彩な機能を有するサイトカインである.臨床的にはCRPなどの急性期蛋白と同様に,炎症の程度を示すマーカーとして利用可能である.
 可溶性IL-6受容体(soluble IL-6 receptor;sIL-6R)は,その産生細胞や病的意義については不明な点が多いが,血液中にIL-6に比べて大量に存在しており,IL-6の機能を修飾している可能性が示唆されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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