文献詳細
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
免疫学的検査 サイトカイン
文献概要
検査の目的・意義
エリスロポエチン(Epo)は,その85〜90%が腎臓でつくられる分子量約35kDの糖蛋白で,骨髄における赤芽球系造血前駆細胞の分化・増殖を刺激し,同時にapoptosisを抑制することによって赤血球の産生を調節する造血因子である.したがって,血清Epo濃度の測定は,生体内での赤血球造血の状態を把握するうえで有用な指標になる.
エリスロポエチン(Epo)は,その85〜90%が腎臓でつくられる分子量約35kDの糖蛋白で,骨髄における赤芽球系造血前駆細胞の分化・増殖を刺激し,同時にapoptosisを抑制することによって赤血球の産生を調節する造血因子である.したがって,血清Epo濃度の測定は,生体内での赤血球造血の状態を把握するうえで有用な指標になる.
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