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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 細菌検査
感受性検査
著者: 山口惠三1
所属機関: 1東邦大学医学部微生物学
ページ範囲:P.722 - P.724
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薬剤感受性試験は,感染症患者への抗菌薬の選択を考えるうえで重要な検査法の一つとなっている.臨床で行われている薬剤感受性試験は,ディスク拡散法による半定量的検査法が主流を占めているが,最近では微量液体希釈法を用いた,より定量的な最小発育阻止濃度(minimum inhibitoryconcentration:MIC)を報告する施設も増加しつつある.しかし,感受性試験結果はあくまでも試験管内における病原体と抗菌薬の関係を観察したものであり,感染症患者という生体内での両者の関係を確実に反映するものではない.したがって,臨床においてこの感受性試験を最大限に活用するためには,その有用性および問題点を良く熟知したうえで抗菌薬の選択を行うことが必要である.
薬剤感受性試験は,感染症患者への抗菌薬の選択を考えるうえで重要な検査法の一つとなっている.臨床で行われている薬剤感受性試験は,ディスク拡散法による半定量的検査法が主流を占めているが,最近では微量液体希釈法を用いた,より定量的な最小発育阻止濃度(minimum inhibitoryconcentration:MIC)を報告する施設も増加しつつある.しかし,感受性試験結果はあくまでも試験管内における病原体と抗菌薬の関係を観察したものであり,感染症患者という生体内での両者の関係を確実に反映するものではない.したがって,臨床においてこの感受性試験を最大限に活用するためには,その有用性および問題点を良く熟知したうえで抗菌薬の選択を行うことが必要である.
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