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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 一般検査 尿検査
尿蛋白
著者: 松信精一1 飯野靖彦1
所属機関: 1日本医科大学第2内科
ページ範囲:P.730 - P.731
文献購入ページに移動検査の目的・意義
尿蛋白検査は,健康診断や外来診療の場で侵襲なく簡便に行われる検査であるが,非常に重要な意義を持つ検査でもある.一般的に,尿蛋白というと,腎疾患において糸球体から尿中に漏出する血漿由来の蛋白(主にアルブミン)と考えることが多いが,実際には,さまざまな疾患において,血漿由来め蛋白や,通常,血漿中に存在しない異常蛋白が尿中より検出されることを意味する.そのため,尿中に検出される蛋白の質的・量的な検索によって,その病態をある程度把握することが可能である.本稿では,尿蛋白の病態とその検査法の概略について述べる.
尿蛋白検査は,健康診断や外来診療の場で侵襲なく簡便に行われる検査であるが,非常に重要な意義を持つ検査でもある.一般的に,尿蛋白というと,腎疾患において糸球体から尿中に漏出する血漿由来の蛋白(主にアルブミン)と考えることが多いが,実際には,さまざまな疾患において,血漿由来め蛋白や,通常,血漿中に存在しない異常蛋白が尿中より検出されることを意味する.そのため,尿中に検出される蛋白の質的・量的な検索によって,その病態をある程度把握することが可能である.本稿では,尿蛋白の病態とその検査法の概略について述べる.
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