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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集 病理検査
穿刺吸引細胞診
著者: 坂本穆彦1
所属機関: 1東京大学医学部病理学
ページ範囲:P.770 - P.772
文献購入ページに移動 病理診断は病変の確定診断(確診)としての役割を担っている.ところで,病理診断の手法には細胞診,組織診,電子顕微鏡検査などがある.このうち,組織診が従来より確定診断に用いられており,“確定診断”=“組織診”という関係は病理診断のセントラル・ドグマとなっている.
他方,剥離細胞診として出発した細胞診は補助診断の一つに位置づけられてきた.しかし,近年,穿刺吸引細胞診(fine needle aspiration:FNA,aspiration biopsy cytology:ABC)が普及するに至り,本法による診断の中には確定診断としての扱いを受けるものも出現してきた.
他方,剥離細胞診として出発した細胞診は補助診断の一つに位置づけられてきた.しかし,近年,穿刺吸引細胞診(fine needle aspiration:FNA,aspiration biopsy cytology:ABC)が普及するに至り,本法による診断の中には確定診断としての扱いを受けるものも出現してきた.
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